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5月の誕生石【エメラルド】について

お勧め【エメラルド】について

 

 

【鼻高になりたい人へ】

 

【エメラルドの原産地】

エメラルドの原産地、コロンビアやブラジル、パキスタンザンビアジンバブエマダガスカルなどです。とくに、コロンビアはエメラルドの最大の産出国で、質の高い鉱石が採れることで知られています。

 

エメラルドは採掘された地域により、色合いが異なる場合が多いです。例えば、コロンビア産は深みのある純粋な緑色、ザンビア産は緑色でも青が含んだ色合いをしています。

 

 

【鉱物の特徴】宝石の傷つきやすさを示す<モース硬度>は7.58と比較的高く、割れやすさを示す靭性は比較的良好です。しかし、エメラルドは内部に傷のようなインクルージョン(内包物)が多く見られる宝石。そのため、衝撃には注意した方が良い。

 

とくに、猫の目のような光が入るキャッツアイ効果のあるエメラルドは希少価値が高いようです。

エメラルドの由来

エメラルドの名前は、サンスクリット語で緑色の石という意味の「スマカラタ」が語源。またギリシャ語の「スマラグドス」から変化してエメラルドになったという説もあります。

 

エメラルドの名が世間に広く行き渡るようになったのは、スペインがインカ帝国を統治し、ヨーロッパにエメラルドが流通するようになった頃からと言われています。日本におけるエメラルドの和名は、翠玉(すいぎょく)、または緑玉(りょくぎょく)です。

【エメラルドの歴史】

エメラルド鉱山として知られている中で最も古い鉱山はエジプトとされており、紀元前330年から、古くは紀元前1700年代に採鉱されていたと考えられています。歴史の深いエメラルドは、人々の心を引きつけ夢中にさせた宝石として、世界各地で数々の伝説があります。あのクレオパトラもエメラルドを愛用していた1人。

 

インカ帝国では質の良いエメラルドが産出され、ペンダントや首飾り、神殿の装飾などに多く用いられていましたが、その後スペイン人がエメラルドを貴金属と交換したことから、欧州やアジアの王族達が美しいエメラルドの宝石に注目するようになったようです。

 

【比較】 

エメラルドは多くの特質を持っていますが、カラーストーンの専門家はたいてい、エメラルドはその色が最たる特徴であるという意見です。 エメラルドは何千年もの間、カラーストーンにおいて緑色石の代表的な存在です。

 

他のカラーストーンと同様、エメラルドの価値に大きな違いを生じさせることもある微妙な違いを見分けるには、鍛えられた眼識が必要となります。 このことは、高品質のものに対して特に当てはまります。

 

【色品質】

最も望ましいエメラルドの色は、鮮やかな色で暗すぎない色調の、帯青緑色から純粋な緑色です。 最も価値の高いエメラルドは透明度が高いものです。 そして色が均質で、目に見える色帯が無いことです。 色相が黄色みや青みが強すぎる場合、その石はエメラルドではなくベリルの別の変種となり、その価値はそれに応じて低くなります。

 

最高級のエメラルドに見られる緑色の強さは、自然界でそれに匹敵するものが他にないほどです。

 

 

 

クロム、バナジウム、鉄がエメラルドの色を発色させる微量元素です。 各元素の有無とそれらの相対量が、エメラルドの結晶の色そのものを決定します。

 

エメラルドの外観は、それが採掘された鉱山と関連していることがあります。 例えばコロンビア産のエメラルドは、暖かくより強い純粋な緑色をしていると言われています。 ザンビア産のエメラルドはクールな色調でより青みがかった緑色であると言われています。 このような説もありますが、実際のエメラルドの外観は産出地間で重複する要素があるものです。