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パール特集 <2>日本人好みの真珠 ”色” ”テリ” ”巻き”について

(色)

 

真珠は白いというイメージが強いと思いますが、まず貝の種類によって色が違います。また、同じ品種の貝から生み出される真珠でも、実は微妙に異なるさまざま色の真珠が生まれます。

色は人の好みによってさまざまですが、一般的な人気色はアコヤ真珠の場合、ピンク系、白蝶真珠はピンクホワイトとゴールド、黒蝶真珠はピーコックカラー(グリーンブラック系色)の人気が高くなっています。

 

 

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光沢(テリ)

光沢は「テリ」とも呼ばれ、真珠の輝きをあらわしています。真珠層が均一に積み重ねられ、表面が滑らかな真珠は光沢が出ます。光沢は下記の「巻き」とも関係し、巻きの厚い真珠の方が光沢が出やすくなるという傾向があります。

光沢(テリ)は、表面のきらきらしたものではなく、奥の方から深みのある輝きを放つものが良質とされています。光沢のある真珠は、イミテーションでは得られない真珠独特のやわらかい輝きを放っています。

(巻き)

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「巻き」とは真珠層の巻き厚のことですが、肉眼で巻きの厚さを識別するには長い経験が必要で、一般の方が店頭で巻きの厚さを識別するのは困難と言えます。

一般の方でもできる簡単な「巻き」の識別法は、巻きが厚い方が深い光沢を生みますので、きらきらした表面上の上テリではなく奥の方から深みのある輝きを放っている真珠を選べば巻きの厚い真珠を選んだことになります。