必ずしも必要ではありません。身につけるとしたら、
白真珠、ジェット(樹木の化石)、黒真珠、グレー真珠となります。白真珠とジェット以外は諸説があり、マナー違反だと思う方もいるかもしれません。お通夜ではほとんどの方が洋装の喪服を着用します。
喪服はフォーマルな装いなので、洋装の喪服にはドレスコードとしてアクセサリーを身につけます。
喪服につけることができるアクセサリーは、結婚指輪の他に真珠やジェットなどのモーニングジュエリー(喪に服すジュエリー)のみとなります。
ジェット
ナチュラルグレーパールはアコヤ真珠
それでは、なぜ真珠は喪に服すジュエリーといわれているのでしょうか。
真珠はその姿かたちから「月の雫」「人魚の涙」と呼ばれ、悲しみを表す宝石といわれています。
さらに、イギリス王室のエリザベス女王が同国の元首相であるウィンストン・チャーチル氏の葬儀に真珠を身につけられたことから、世界中に喪に服す際のアクセサリーとして広まりました。
真珠の色は白・黒・グレー
真珠にはさまざまな色の種類があり、ピンクがかったものや金色のものまであります。
お通夜に付けていくことができる真珠の色は、白・黒、グレーです。
他の色の真珠は華やかな印象やカジュアルな印象になり、喪に服す場ではマナー違反になります。
また、ネックレスは真珠そのものの大きさにも注意が必要です。
真珠が3mmから5mmなどの粒が小さいネックレスや、真珠がそれぞれ異なる形のバロックパールはカジュアル用なのでお通夜につけていくのはNGです。
反対に真珠が9mm以上の大きさのネックレスは、華やかな雰囲気になりお通夜にはあまり向かないネックレスといえるでしょう。
お通夜につけていくネックレスとして理想的な真珠の大きさは、7mmから8.5mmくらいです。
イヤリング・ピアスは1粒のもの
お通夜の際に使える真珠のイヤリングやピアスは、真珠が1粒台座に付いているタイプです。
真珠が台座からぶら下がって揺れるタイプのデザインはNGとなります。
台座に付いた一粒タイプのイヤリングやピアスでも、真珠にダイヤモンドなどの装飾がついたアクセサリーはマナー違反となるのでご注意ください。
適した真珠のイヤリングやピアスが無い場合は、お通夜でつけなくてもかまいません。
2連のネックレスはマナー違反
2連の真珠のネックレスは「不幸を重ねる」という意味になってしまうため、絶対にお通夜で使ってはいけません。
お通夜につけていく真珠のネックレスは、1連で40cmから42cmくらいの長さのものがベストです。