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NYダウ、約6年ぶり10連騰 利上げ打ち止めに期待


 
 
#北米 #国際
2023/7/22 5:19 (2023/7/22 6:30 更新)
 
【ワシントン=竹内弘文】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均が前日比2ドル(0.01%)高の3万5227ドルで引け、上げ幅はわずかながら10営業日連続の上昇となった。10日連騰の達成は2017年8月以来、約5年11カ月ぶりだ。終値の水準としても22年3月以来の高値を付けた。利上げ打ち止め期待が相場を支える要因になっている。

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25〜26日の米連邦公開市場委員会FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が0.25%の利上げをすることはほぼ確実視されている。物価上昇率が徐々に落ち着きを見せてきたことなどを背景に英調査会社キャピタル・エコノミクスのポール・アシュワース氏は「7月の利上げで打ち止めという確信は一段と強まった」と指摘する。

米景気が底堅さを保っていることもあり、市場参加者のリスク許容度は好転。リスク資産の株式にマネーが流入しやすかった。ダウ平均の直近10営業日の累計上昇幅は1500ドル弱、比率にして4%強に及ぶ。

ダウ平均の構成銘柄では半導体インテルや製薬のメルクがそれぞれ2%高となった。一方、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスは4%安となった。朝方発表の23年4〜6月期決算で営業収益が市場予想を下回ったことなどが嫌気された。

急ピッチの相場上昇により、高値警戒感も強まってきた。21日は上値を追う動きが限られ、取引開始直後や終了間際には前日終値をわずかに下回って推移する場面もあった。

これまでの米株高を主導してきた、人工知能(AI)関連などテクノロジー銘柄の一角には陰りが見えてきた。ダウ平均の採用銘柄ではないが、ソーシャルメディアのメタと半導体のエヌビディアは21日、そろって3%安となった。テクノロジー銘柄の比率が高いナスダック総合株価指数は週間で0.6%下落した。