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松本人志(60)が自身の性的暴行疑惑裁判始まる

週刊文春側、松本人志側の要求を拒否「まるで警察」「身元が分からないと認否できない、そんなアホなことあるかいな」
3/29(金) 5:00

 

 
 
 
松本人志
 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が自身の性的暴行疑惑を報じた「週刊文春」に名誉を毀損(きそん)されたとして、発行元の文芸春秋などに、5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日、東京地裁で開かれた。松本は出廷しなかった。文春側は「複数の女性が受けた同意のない性的行為は真実」と請求棄却を求めた。閉廷後、原告の松本側と被告の文春側の弁護士が取材に応じ、「記事化した女性2人の氏名などの特定」を巡り真っ向から対立した。

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 文春側の喜田村洋一弁護士は閉廷後、取材に応じ「A子」「B子」の氏名などを求める松本側の要望を一蹴した。「まるで警察みたいなものでしょ。それと原告の記憶喚起のために容貌、容姿が分かる写真を出してくれと。出してくれないと、週刊文春に書かれた内容が事実か、事実じゃないか認否できないと言っている」と首をかしげた。

 「どういうことなんでしょうね。原告が週刊誌に書かれていることは、1回もやったことがないのであれば、全部否認で、A子さん、B子さんは関係ないですよね。『まったくのウソですよ』と言えばいい」と納得できない様子。その上で「その頃、六本木のホテルで同じようなことをたくさんやっていたと。だから、そのうち、どれがA子さんで、どれがB子さんか分からない。そう言うのであれば、分からなくもない」と推測した。

 今回のような要求は「前代未聞」だという。「私も47年、弁護士をやって、名誉毀損もたくさんやっているつもりですが、こんなことを言ってきたのは初めてですね。身元が分からないと認否できないなんて、そんなアホなことあるかいな」とあきれた様子。次回(6月5日)も松本側から同様の要求が寄せられることが考えられるが、「(事実関係について)何も言わないんだったら、全部こちらで立証しますよ」と突き放すように語った。

 同社の新谷学総局長が「性加害の客観的な証拠はない」とコメントしているが、「基本的にセクハラなんかは、客観的証拠は普通ないですよね。ジャニーズだってそうですよね。それでも認定してくれるんですから」。第1回口頭弁論を終えての勝算を尋ねられると「同じですね」と勝訴に向けて、改めて自信をのぞかせた。

松本人志報道の経過

 ▼2023年12月27日 松本らが都内のホテルで複数の女性に強制的な性的行為を行ったなどと週刊文春が報じる。

 ▼24年1月8日 裁判注力のため松本が活動を休止すると吉本興業が発表。

 ▼9日 Xで「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さんへのご挨拶のため」と14日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」出演を宣言。

 ▼10日 松本の「ワイドナショー」出演を認めていたフジテレビが一転して出演しないと発表。

 ▼13日 松本に女性をアテンドしたと報じられた「スピードワゴン」の小沢一敬が活動自粛を発表。

 ▼22日 文芸春秋への名誉毀損による損害賠償などを求め、東京地裁に提訴。松本個人による提訴で、損害賠償額は約5億5000万円。

 ▼2月19日 TBS系バラエティー番組「クレイジージャーニー」(月曜・後10時)が放送。この日から松本は出演せず、7本の全レギュラー番組から姿を消す。

 ▼3月25日 松本が自身のXで1月9日以来、約2か月半ぶりに「一日も早くお笑いがしたい」などとコメントを発表。

 ▼28日 第1回口頭弁論が東京地裁で開かれる。