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NYダウ続伸、113ドル高 金融やヘルスケア株に買い


 
 
#北米 #国際
2023/7/15 5:22 (2023/7/15 6:11 更新)
 
【NQNニューヨーク=稲場三奈】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比113ドル89セント(0.3%)高の3万4509ドル03セントと、昨年11月下旬以来およそ7カ月半ぶりの高値で終えた。朝発表の2023年4〜6月期決算が好調だったヘルスケア株や金融株を中心に買いが広がり、ダウ平均を押し上げた。インフレが鈍化しているとの見方が強まっていることも相場の支えとなった。

医療保険のユナイテッドヘルス・グループは7%高で終え、1銘柄でダウ平均を210ドルあまり押し上げた。4〜6月期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回り、通期の1株利益見通しを上方修正したことが好感された。製薬のメルクなど関連銘柄にも買いが及んだ。金融のJPモルガン・チェースも4〜6月期決算で市場予想を上回る増収増益となり、買いが入った。

市場では「週末を控えた持ち高調整の売りも出ていたものの、決算発表が好感された銘柄が支えとなった」(ニューブリッジ・セキュリティーズのドナルド・セルキン氏)との見方があった。

ミシガン大学が朝発表した7月の消費者態度指数が72.6とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(65.5)を上回り、2021年9月以来、1年10カ月ぶりの高水準となったことも株買いにつながった。

その他のダウ平均の構成銘柄では、アナリストが投資判断を引き上げたソフトウエアのマイクロソフトや、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、スマートフォンのアップルが買われた。一方、石油のシェブロンや化学のダウ、航空機のボーイングが下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落した。前日比24.867ポイント(0.2%)安の1万4113.703で終えた。半導体のエヌビディアが下げた。半面、電気自動車のテスラやネット検索のアルファベットが買われた。