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NYダウ反発、159ドル高 インテル5%高でけん引

NYダウ反発、159ドル高 インテル5%高でけん引
 
 
#北米 #国際
2023/12/27 6:08(2023/12/27 7:17 更新)
 
【NQNニューヨーク=矢内純一】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、3連休前の前週末と比べて159ドル36セント(0.42%)高の3万7545ドル33セントで終えた。米国のインフレ鈍化を受け、米連邦準備理事会(FRB)が2024年前半にも利下げに転じるとの観測が投資家心理を支えた。19日に付けた過去最高値(3万7557ドル92セント)を上回る場面があったが、引けにかけてやや伸び悩んだ。

前週発表の11月の米個人消費支出(PCE)物価指数は米国のインフレの鈍化を改めて示した。年末で目新しい取引材料に欠けるなか、FRBが24年に利下げを開始するとの見方が引き続き株買いを促した。

ダウ平均は前週まで8週連続で上昇した。ニューブリッジ・セキュリティーズのドナルド・セルキン氏は「(運用成績を良く見せるための)年末のお化粧買いが見込まれ、下がりにくい相場だ」とみていた。

半面、短期的な株式相場の過熱感や高値警戒感が意識された。主力銘柄の一部には持ち高調整や利益確定の売りが出て、午前のダウ平均は上値が重くなる場面があった。

個別では、製造拠点拡大のためにイスラエル政府の補助を受けると伝わった半導体インテルが5%高で終えた。建機のキャタピラー、工業製品・事務用品のスリーエムなど景気敏感株も買われた。半面、スマートフォンのアップルと小売りのウォルマートが下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。前週末比81.600ポイント(0.54%)高の1万5074.573と、22年1月以来の高値で終えた。電気自動車のテスラと半導体のエヌビディアが上昇した。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も3日続伸した。前週末比20.12ポイント(0.42%)高の4774.75と、22年1月以来の高値で終えた。