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日経平均5日ぶり反落、終値141円安の3万3539円


 
 
 
2023/12/28 9:08(2023/12/28 15:37 更新)
 
28日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、終値は前日比141円62銭(0.42%)安の3万3539円62銭だった。米早期利下げ観測を背景に米長期金利が低下し、外国為替市場で円高・ドル安が進行。主力の輸出関連株には採算悪化を警戒した売りが出た。きょうは12月末の配当権利落ち日にあたり、QUICKの試算では配当落ちで日経平均が52円ほど押し下げられた。下げ幅は朝方に一時270円に達した。年末休暇に入った投資家も多く、売買代金は節目の3兆円を割り込んだ。

米連邦準備理事会(FRB)が2024年の早期に利下げに転じるとの見方から、27日の米債券市場で長期金利が5カ月ぶりの低水準を付けた。外国為替市場では日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが出て、東京の取引時間帯に1ドル=141円台前半まで円高・ドル安が進んだ。円安による業績上振れ期待が後退したとの受け止めから、トヨタSUBARUなど自動車株をはじめとする輸出関連株の一角が売られ、相場の重荷となった。

もっとも売り一巡後は下げ渋り、下値模索の動きは限られた。27日の米ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新するなか、株式相場の先高観は根強い。24年の日経平均も堅調に推移するとの予想が多く、下値では国内投資家を中心に押し目買いを入れる動きがみられた。

東証株価指数TOPIX)は5営業日ぶりに反落した。終値は3.38ポイント(0.14%)安の2362.02だった。JPXプライム150指数も5営業日ぶりに反落し、1.63ポイント(0.15%)安の1062.40で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で2兆6966億円、売買高は10億9423万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は592。値上がりは1009銘柄、横ばいは38銘柄だった。